暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで

ようやく体感的にも秋の到来を感じられるようになりましたね。

中医学的には、昼夜の長さがほぼ等しくなる[秋分]を境にしてこれまでの「陽気」から「陰気」に転じます。
今回は秋における体調の変化とその養生についてお話します。

秋は1年のうちでも最も養生がしやすい時期です
涼しくなって空気も軽くなり、夏に消耗した体力を回復させるには最適なシーズンなのです。

しかし、気温や湿度の大きな変化によりお寒くなれな毛穴を閉じる血流を変える等、自律神経が忙しく働く時期でもあり注意が必要です。


自律神経のバランスが崩れてしまうと、身体を十分に休めることができず、身体がだるい・疲れやすい等の症状が現れます。


ストレスなどの心的負担も自律神経に大きく関わっています。

そのためウォーキングなどの適度な運動を行い、気持ちを切り替えてリフレッシュすることは、良好な体内環境を維持するためにとても有効です。

ウォーキングにより全身の血流が促進されることで、幸せホルモンともいわれているセロトニンも分泌されます。それにより頭がすっきりとし、晴れやかな気持ちになるといううれしい効果もあります。

実際にウォーキングを行う際は腕を大きく振り、通常の歩幅よりも少し大股(おおまた)に歩くことを意識してください。より効率的に全身の筋肉を使用することができます。

全身の筋肉を鍛えることは将来の寝たきり防止や、転倒の予防につながります。
また、ウォーキングを続けることで運動不足や生活リズムの乱れが整い血中脂肪や血糖値、血圧値を改善する効果も期待できます。
ぜひ通勤時、買い物の際などの隙間時間にウォーキングを取り入れてみてください。

最後に、秋は自然が美しい季節です。
自然の中に触れ、散歩やピクニックなどのアクティビティを楽しむことで、心身ともにリフレッシュすることができます。

以上が、秋の養生のポイントです。
個人の体調や環境により異なる場合もありますので、自身の体の声に耳を傾け、適切な養生方法を見つけることが大切です。

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