こんにちは、今回は産後の骨盤についてシリーズで書いております。
今回は第2回目になります。1回目を見ていない方は下記のURLから覗いてみてくださいね。
では早速ですが、始めていきましょう!!
整体院で行う産後の骨盤矯正と、整骨院で行う産後の骨盤矯正の違いは?
整体院と整骨院で
産後骨盤矯正の違いってなにがあるの?
このような質問がありました。
これについては、ざっくりですが次の2つが異なります。
整骨院でも整体院でも骨盤矯正は一緒です。ポイントは、誰に学んだか?なのです。
産後の骨盤矯正は国家資格ではありません。
なので、産後の骨盤矯正をどこで習ったか?誰に習ったか?で異なります。
味噌ラーメンでも、店によって味噌の種類が異なったり、麺の太さが違ったり、トッピングに入っているものも違います。だけど同じ味噌ラーメンです。
骨盤矯正も一緒です。各お店でやり方が異なりますが、最終的には骨盤を整えるようになります。
また、
整骨院の特徴は、痛みの改善がメイン(医療行為)であり
整体院の特徴は、パフォーマンスアップが(予防行為)メインです。
仮に野球をして、肘を痛めたとします。
この場合
整骨院では、肘の痛みの回復を目的とした治療を中心に行います。
整体院では、肘を痛めないように負担を減らすような姿勢づくりをします。
あくまでもこれは一例です。
また、整骨院で働く人は、必ず国家試験を合格し、『柔道整復師』と言う資格を持っています。
体の構造や怪我については勉強をしっかりしているのも整骨院の先生の特徴でもあります。
結局のところ、
私は整体院・整骨院どちらがいいんだろう?
これは人それぞれです。まずはホームページや知り合いの方の意見を聞いて相談して決めてください
ー この章のまとめ ー
- 産後の骨盤矯正は国家資格ではないので、誰に習ったかで変わる
- 整骨院は医療行為をメインにしている
- 整体院は予防行為をメインにしている
- 迷ったら知り合いやホームページで相談して決めることで大丈夫である
産後の骨盤矯正は医療費控除の対応になるか?
こちらに関しては次の条件が必須になります。
- 医療費であること
- 保険適用外であること
- 自己負担であること
- 治療に必要なものであること
なので、
柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者の施術を受けていることが対象になります。
あなたが通院されている整体院が、柔道整復師や鍼灸師の資格を持たない人になる場合、これは医療費控除とはなりません。
整骨院の領収書(施術明細書)には、発行者が柔道整復師の名前になっています。(印鑑のみの場合もある)
もし領収書に名前がなければ、あなたの通っているお店の先生に柔道整復師の資格をもっているかを聞いてみてください。
また、整骨院に産後骨盤矯正に通っていても、「これは産後に生じた腰痛を改善するために骨盤矯正をおこなった」と言う事実関係が必要です。
整骨院で美容目的に産後の骨盤矯正をおこなった場合は、医療費控除にはなりません。
必ず医療費控除で申請する場合は、問診票の記入時または、担当する先生に口頭で「治療目的で骨盤矯正を希望します」と伝えてください。
また、各地域により多少基準が異なることもあります。あなたのお住まいの市町村の担当に「整骨院に治療目的で骨盤矯正を自費で行いましたが、これは医療費控除になりますか?」と聞いてみてください。そうすると確実です。
産後の骨盤矯正は保険適応になるのか?
健康保険の範囲で骨盤の矯正をしてもらうことは出来ないのかな?
骨盤矯正は、国家資格ではありません。なので骨盤矯正を健康保険内でおこなうことは、原則禁止です。
しかし、次のような声があるのも事実です。
いやいや、、〇〇整骨院に行ったら、産後に骨盤矯正をしてもらったけど、保険料だけしか請求されなかったよ。
なぜでしょう?
おそらくこの場合は、
保険診療=窓口負担 と 骨盤矯正=0円(サービス)と言う金額設定でおこなっているのでしょう。
別にこの方法は法律的には問題ではありません。なぜなら骨盤矯正は保険診療外になるため、金額を各店舗で自由に決めることが出来る自由診療だからです。
ただ、骨盤矯正にはリスク(危険)があります。
リスクを回避し、結果を出すために、しっかりと結果が出せる先生に学んでいます。
結果が出るようになるまでには、かなりの授業料を払っています。
それを回収するためには、自費診療でお金を受け取り、次の勉強へと投資をしているのです。
なので、0円でやっていると考えると、
A、その先生自身が骨盤矯正の講師をやっている人
B、独学で骨盤矯正をしている
かのどちらかだと思います。Bの場合はあまりおすすめはしません。なぜなら、先ほど言った通り、骨盤矯正には危険(リスク)が伴うからです。
ー この章でのおさらい ー
- 原則、骨盤矯正は健康保険の適応は不可であり、自由診療で各お店で料金が異なる
- ただし、整骨院の中には、骨盤矯正代をとらない(0円)で実施されているところもあるのは存在する
- 骨盤矯正を0円でやっているところをお勧めしない理由は、骨盤矯正にはリスクがあるからある
- 0円でやっている整骨院は、その整骨院の院長自身が講師をされているか、独学でやっておられるかのどちらかであり、独学の方の比率が多い
以上のことに気をつけて、治療院選びをおこなってくださいね。
自宅で行う骨盤矯正セルフケア【前編】
骨盤矯正ですが、整骨院や整体院に通って行えるのは、基本的に1日に1回です。
なので、次回の通院までの間は自分で骨盤が開かないように予防をしないといけません。
例えば、次回の骨盤矯正が3日後だとすると、72時間(24時間✖️3日)の間は、自分でケアをしないといけません。
歯の治療でも、自宅では念入りに歯磨きをして虫歯予防をするように、産後のケアも自宅で行うことで、骨盤の開きを改善させることができます。
よくある産後骨盤矯正のセルフケアの不満・課題点
「産後の骨盤矯正 セルフケア」と検索をすると、さまざまな人が動画や記事にしてセルフケアのやり方を教えてくれています。
ただ、これらを見ていてほとんどの記事に課題があります。
それは、
解剖学的なことを伝えているだけである。
つまり、産後の母親の立場になってこんなことできるのか?と疑問を持つようなトレーニングが多いと私は思います。
産後の母親は、授乳や沐浴(もくよく)、おむつ交換、寝かしつけと、妊娠中よりもやることが増えて、自分だけの時間を取るのが難しいものです。
里帰りなど、子供を見てくれる環境が整っていればいいのですが、それでも赤ちゃんを持つ母親は、気持ちも時間もいっぱいいっぱいなはずです。
セルフケアをすればいいのはわかるけど、、、
そこまでの時間も気持ちも余裕がない・・・
これが、赤ちゃんを持つ母親の声ではないでしょうか?
なので、今回私がお伝えするのは、
「ながらトレーニングです」
骨盤を閉じるために筋肉として代表的なのは【骨盤底筋群】です。この筋肉を強化することをセルフケアで行うことをお勧めします。
ながらトレーニングは次回の記事、「産後の骨盤矯正3」でお伝えします
今回のまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は産後の骨盤シリーズでも金額や法律に関することがメインに記載をさせていただきました。
価格が安ければいいものではありませんが、状況によっては控除を受けることが可能だということも理解してもらえたのであれば嬉しいです。
そして、産後の骨盤のセルフケアの問題点なども共感してもらえたのではないでしょうか?次回の最終章ではこの辺りをまとめていきたいと思っております。
次回の予定は、、
- 産後の骨盤セルフケア(後編)
- 産後に起こり得るその他の不調
- 父親へのメッセージ
などを投稿していきます。来週の月曜日までもうしばらくお待ちくださいね!
ではまたお会いしましょう。