陰陵泉(いんりょうせん)というツボをご存知でしょうか?東洋医学では、様々な効果があるとされ、特に女性からの人気も高いツボです。今回は、陰陵泉のツボについて、その場所や効果、押す際の注意点などを詳しく解説していきます。
陰陵泉の場所


陰陵泉(いんりょうせん)は、膝の内側、脛骨の内側顆の下縁と脛骨内縁が接する陥凹部です。もっと簡単に言うと、膝の内側の骨の出っ張りのすぐ下、くぼんだ部分に位置するよ
陰陵泉の効果



ここからは、陰陵泉のツボを刺激することで期待できる効果を伝えていくよ
浮腫(むくみ)の改善



1つめはむくみの改善だよ。
体の余分な水分を排出する働きを助けてます



また、日常的に陰陵泉を刺激することで、浮腫みにくい体質になっていくことも可能です。
立ちっぱなしのしごとの人や、むくみやすい女性の方は、定期的に刺激する習慣をつけることをお勧めするよ
消化不良や食欲不振の改善



2つ目は、消化不良や食欲不振の改善です。陰陵泉は脾臓の働きを活発にするツボとして有名です。



ちなみに脾臓はどんな働きをするの?



脾臓は、一般的には古くなった赤血球を処分したり、血液をためたり、リンパ球や抗体を作る臓器だよ



また、東洋医学では脾臓は「消化吸収の司令塔」と言われており、胃腸の働きを整える役割を果たしているんだ。



脾臓と胃は関連性が強く、胃の不調には脾を整えることが大事なんだ



へ〜
冷え性の改善



3つ目は冷え性の改善です。足先の血液循環が改善され、体を温める効果が期待されます。
婦人科系の不調改善



最後は婦人科系の不調改善です。特に、生理痛・月経前症候群(PMS)の改善に期待出来ると言われます



陰陵泉は骨盤まわりの血流を良くすると期待されるので、婦人系の不調をお持ちの方は是非試してみてね
ツボ刺激に関して大切なこと



これだけいいことがある陰陵泉のツボ刺激ですが、大事なことがあります。それは、「即効性はない」ということです



薬は、その症状に対して対処するものになりますが、ツボや漢方などは、一人ひとりの体質を改善を目的をするものとなります。
なので、体質が改善する流れの中で不調が回復していくものになるのです。



例えるなら、あなたがいじめられているとしましょう。
薬は、いじめっ子をやっつけてくれるヒーローであり
ツボや漢方は、いじめっ子に立ち向かうことが出来るパワーを付けてくれるエネルギーだと思ってください



薬はそのいじめっ子をやっつけてくれるが、また違ういじめっ子が現れたときには、また違う薬で対応しないといけない。
つまり、あなた自身も努力しないと、いつまでもいじめっ子にいじめられる環境は変わらないんだ。それが病気です



なんかすごい哲学だね



別にそんなものじゃないよ(笑い)
陰陵泉と一緒に押すと期待できるツボ 3選



最後は、陰陵泉と一緒に押さえたらメリットがあるツボを紹介していくよ
●三陰交(さんいんこう):
内くるぶしの骨の上方、指4本分のところに位置します


●太谿(たいけい):
内くるぶしの骨と、アキレス腱の間のくぼみのところにあります


●足三里(あしさんり):
膝蓋骨の外側の縁から指4本分のところ、脛骨の外側縁にあります





いかがだったかな?ツボ刺激は、手軽に出来るセルフケアなので、歯磨きと同じように、気がついたら手がその部位を押しているという流れになれば嬉しいです



これからも、出来る限り頑張って投稿していくので、
いつでも見に来てくださいね