食べて寝たら疲労はとれない?寝ている時の身体や脳のしくみとは?

なかなか眠れない夜はどうすればいいのか?まず簡単に答えを言うと、

寝る3時間前には食事を終えておかないと、朝起きたときに疲れやだるさが残ってしまう。

それでもお腹が空いて眠れない夜には、消化活動により体をお休みモードにするために、胃腸に負担のかからないものなら食べてもいい、ということだ。


もし食べてから寝るまでの時間が短いと、せっかく寝ていても体を休めていることにはなりません。
なぜ休めていないのか紐解いていきましょう。

目次

睡眠のリズム

体には睡眠リズムというのがあります。この睡眠リズムは、一度の眠りで何度もサイクルをきざみます。
そして睡眠リズムの最初のサイクルは、それ以降のサイクルに比べると深い眠りの時間が長めです

体はこの最初のサイクルで自らの全体をくまなく調べます。
・ 皮膚や内臓などに欠損しているところはないか?
・ 病気になりそうなところはないか?

などのチェックを行うのです。

そして最初のサイクルが終わり、眠りが浅くなった時に体が脳にそのデータを伝えます。

次に脳が、例えば「肝が弱っているから元気にしよう」「腎に元気をためておこう」という指令を出し、眠りが2回目のサイクルに入った時に足りない栄養を必要な箇所に送り、修復作業をします。


実はこの次の〖2回目のサイクル〗で食べ物の消化吸収が終わっていないと脳から指令が届いても「修復するための栄養がまだないよ」という状態になり、修復作業ができないのです。


胃で食べ物が消化されるためには、およそ3〜5時間くらいかかります。これを計算にいれると、例えば、21時に固形のものを食べれば、23時には当然まだ胃の中に食べ物があり、分解と消化作業をしている可能性が高いのです。そうなると単純に横になると胃が重いのは当然なのかも知れません。

また、眠っている間に消化作業をしなければならず、体はずっと働いているので休むことが出来ていないのです。だから〖食べてすぐ寝る〗はよくないのです。

 睡眠の質が悪くて悩んでいる方は、食べる時間、食べる量の工夫をしてみましょう。あとは自律神経にも関わる事でもあります。詳しくは鍼灸師スタッフにお問い合わせをお待ちしております。

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