熱中症の症状を見分ける方法とレベル別の対処法

たな骨のバナー「熱中症の症状を見分ける方法と、レベル別の対処法

今年も例年になく暑くなり、ニュースを見ると35度を超える場所ばかりです。そして今年も熱中症で倒れて病院に搬送され、ひどい時にはお亡くなりになるというニュースが入ってきております。

誰もが熱中症になってもおかしくない中で、自分は大丈夫だと思っての行動が1番の怖さだと私は思います。

今回は熱中症に見られる症状をレベルに分けて、どのように対応すればいいかをまとめてみました。また後半では熱中症の方を見つけて救急車を呼ぶときの方法をまとめています

是非参考にしてみてくださいね

目次

尿で調べる熱中症を防ぎ方?!

普段何気なくされているトイレでも熱中症予防ができるのをご存知ですか?それは、尿の色でわかります。

【引用:http://www.urinecolors.com/dehydration-chart.pdf

画像の通り、体が脱水傾向になっていると、尿の色が濃くなり、体内の水分が足りてないことになります

脱水症状がある事は、熱中症になりやすい状態です。しっかりと水分補給をするように心がけていきましょう!!

熱中症の症状レベルと対処方法

お待たせしました!!
ここからはいろいろな症状をレベル別に分けたものを紹介するよ

軽度の症状

・ めまい
・ 顔のほてり
・ 筋肉痛
・ 筋肉のけいれん
・ 体のだるさ
・ 吐き気

軽度の場合、まずは家や涼しい場所で休憩し、水分補給を行いましょう

中程度の症状

・ 体温が38℃以上
・ 強い頭痛
・ 頻脈:脈が速くなること
・ 意識障害(ふらつきやボーッとする)
・ 呼びかけへの反応が鈍い
・ 嘔吐

中程度の対応方法のポイントは
「涼しいところで横になって休むこと」だよ
家または涼しい環境で横になって休みましょう

また経口補水液を中心とした水分補給をしっかり行いましょう

横になって休んでいても症状が変わらない時や、余計に体調がおかしくなっている時は、119番に相談するようにしよう

重度の症状

 ・ 体温が40℃以上
 ・ けいれん
 ・ 意識消失(失神状態)
 ・ 呼吸困難(過呼吸など息が荒い状態)

重度の症状まで起こっていたら、無条件に救急車を呼びましょう。救急車が来るまでに出来る事として
1、涼しい場所に移動させる
2、服をできる範囲で脱がせて、体熱を下げる
3、水分を補給をしっかり行う

これらのことをしっかりとおこなっていきましょう

救急車を呼ぶ時に意識する事

もしあなたの目の前で熱中症の重度の方を見つけた時に、しっかりと救急車を呼ぶ事が出来ますでしょうか?

ここでは、基本的な救急車を呼ぶときの流れを説明していきます。

*外出先でスマートフォンから119番をしたと想定してお伝えします

1、119番に連絡する

119番に連絡をすると、火事ですか?救急ですか?と質問されます。救急ですと伝えていきましょう

2、救急車に来てほしい住所を伝える

次に、救急車に来てほしい住所を言いましょう。自宅の場合は住所が言えますが、出先で住所がわからない場合は、最寄りにある信号の名前や、近くにあるお店の名前・建物の名前を言うのでも大丈夫です

3、症状を伝える

そして、目の前の方の状態を説明しましょう。この時に「熱中症っぽいです」と言うのではなく、

「意識がありません」とか、「体が異常に暑くてふらふらされています」という感じで、状態を説明してください

熱中症と決めるのは、ドクターであって、私たち個人ではありません。独断と偏見で診断するのは、かえって救急救命士に迷惑になり、出発が遅くなりかねるからです

4、性別と年齢を伝える

これは、見た目で決めて大丈夫です。仮に40代の女性だったとしても、50代ぽかったらそのままお伝えください。ここで間違うことは許されないことではありません。

子供なのか?高齢者なのか?その辺りを見極めるためです

5、通報した人の名前を言う

最後は、電話しているあなたの名前と連絡先を言いましょう。どこの誰かを伝えることでイタズラ電話ではないことを証明するためです。そして救急車がくるまで、現地で待機しましょう

【参考:政府広報オンライン】 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201609/1.html#:~:text=%E3%80%8C119%E3%80%8D%E7%95%AA%E3%81%AB%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%82%92,%E6%99%82%E7%82%B9%E3%81%A7%E5%87%BA%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 

救急車を呼ぶときのNGな行動

救急車をよぶにあたっては次の2つのことを注意してください

1、感情的にならない事

目の前に体調不良の方を見つけると、自分自身がパニックになってしまったり、答えられなかったらどうしようと不安になってしまい、ついつい自分自身の感情を電話越しで伝えてしまう事があります。

感情的になる事で、救急救命士が求めている情報以外の情報がはいり、救急車の発信するまでに余計に時間をかけてしまう恐れがあります

試験官との面接と思って、質問された内容に冷静に答えるように心がけてみましょう

2、「とりあえず早く来て!!」はできない

一般的に、119番の通報後あなたのところまで救急車が来てくれるまで10分はかかると言われます

それをしらないと、「遅い!!なんでこんなに時間がかかるの?!」と苛立ちを持ってしまいます

また、待っている10分は必要以上に長いです。だけど、時間がかかると言う事を改めて理解して、体調不良の方に寄り添い、できる事をしてあげてください

最後に、、、

知っていると知らないでは大きな差が生まれます。これは何に関してもです。

また、個人でできる事は涼しい場所で休ませて、水分補給をさせてあげて、ひどい時は119番に連絡することだけしか出来ませんが、これが出来るだけで助かる命があります。

そして、自分自身も調子がおかしい時にもしっかりと対応できるようにしましょう

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