神門のツボについて｜たな骨勉強会

手首の内側に「神門（しんもん）」というツボがあります。

神門は私達、鍼灸師はお灸や円皮鍼でよく刺激をするように、代表的なツボの一つです。

今回はこの神門についてまとめてみました。

どうぞ最後までお付き合いください

神門（しんもん）の場所

神門は少陰心経の７番目のツボです

神門のツボを探す際は、手首の曲がりジワを小指側に沿ってなぞることが効果的です。指が骨の出っぱりの手前で自然に止まる場所が神門です。この方法を用いることで、正確にツボを見つけることができ、効果的な刺激を与える準備が整います。特に、手首のしわをなぞることで、体の反応を感じながら位置を確認することができます。

神門に期待できる効果

東洋医学の理論では、神門は「心」と密接に関連しており、精神的な健康にも大きな影響を与えるとされています。「心は脈を蔵し、脈は神を舎す」という考え方に基づき、心臓の機能だけでなく、精神状態の調整にも重要な役割を果たします

神門のツボの効果は下記のとおりです。

神門の押し方

神門のツボを押す基本的な方法は、親指を神門にあて、残りの指で手首をしっかりとつかむことです。

この時、神門のツボを押す際の圧力の強さは、「痛気持ちいい」と感じる程度が理想です。

強すぎる圧力は逆効果となり、神門の下には尺骨神経や尺骨動脈があるため、長時間の圧迫によりしびれや痛みを引き起こす可能性があります

適度な圧力を維持することで、血行が促進され、リラックス効果が高まります。自分の体調や感覚に合わせて圧力を調整し、心地よい刺激を感じることが大切です。このように、適切な圧力をかけることで、神門のツボの効果を最大限に引き出すことができます。

神門のツボを押す回数は、左右の手首それぞれで約30回が推奨されています。この回数は、ツボの効果を十分に感じるための目安です。押す際は、リズムよく行うことが重要です。

神門のツボを押す際のリズムは、3秒かけてゆっくりと押し、同じく3秒かけて徐々に離すことが基本です。このリズムを守ることで、ツボへの刺激がより効果的になり、リラックス効果が高まります。急いで押したり離したりすると、効果が薄れてしまうため、ゆっくりとした動作を心がけることが重要です。

ポイントとして、神門のツボを押す際には、深い呼吸を行いながら、また呼吸を止めずにリラックスした状態で行うことが非常に重要です。深い呼吸を意識することで、体全体の緊張がほぐれ、ツボの効果をより引き出すことができます。

今回あった質問

両手をしないと駄目ですか？

基本は両手の神門をツボ刺激をすることをおすすめしますが、左右で押さえていて左右差がある場合、強く痛む方を中心に押しても大丈夫です。また、どちらかの手を負傷していて押さえる事ができないときも、片方の手（負傷をしていない手）のみをツボ刺激をしても大丈夫です

不眠症に神門以外にも期待できるツボはありますか？

代表的なものとしては、失眠（足の裏にあるツボ）、内関（前腕の内側にあるツボ）、百会（頭の天辺にあるツボ）などがあります。鍼灸院で診察をしてもらえる機会があれば、正確なツボの位置や、一人ひとりにあった適性のツボを教えてくれるとおもいます。そこを刺激するようにしましょう

ツボを刺激することを忘れてしまうことが多々あります。なにか良い対策はありますか？

断然、円皮鍼をおすすめします。24時間貼ることが出来、持続刺激をしてくれるので、パソコンやこまめな作業をしているときでも、ツボ刺激を勝手にしてくれるので円皮鍼をおすすめします

＊円皮鍼をついては下記のブログを読んでみてね

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終わりに、、、

今回、下記のサイトを参考にさせていただきました

この場を借りてお礼を申し上げます。また今回参考にさせていただき、記事を作成しましたが、不具合等がありましたら、担当者よりご連絡をいただけると幸いです。

今回は神門についてまとめてみましたが、人間にはたくさんのツボがあります。これからもたくさんツボを紹介していきますので、どうぞこれからも読んでみてください