肋間神経痛|院内勉強会にて

肋間神経痛について|たな骨グループ

神経痛シリーズ、今回は肋間神経痛です。

肋間神経痛は、突然の鋭い痛みで私たちの日常生活に大きな影響を与えることがあります。痛みは肋骨と肋骨の間を走る神経(肋間神経)に関連しており、適切な対応が必要です。

今回はは、肋間神経痛の原因、発症しやすい年齢層、効果的な治療法、そして予防策について、詳しく掘り下げていきます。

目次

肋間神経痛の原因

肋間神経痛の原因|たな骨グループ

肋間神経痛の発症には、いくつかの主要な要因が関与しています。

1、ウイルスによるもの

帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスが肋間神経に影響を及ぼし、痛みを引き起こすことがあります

2、姿勢の乱れ

普段の姿勢が肋間神経に過度なストレスを与える姿勢になっていると、肋間神経が圧迫され、痛みを引き起こすことがあります

長時間のデスクワークで背中が丸まることで肋骨が圧迫されることも大いに関連があります

3、ストレス

日々の生活の中で、不安や緊張・怒りが続いていることで体が異常な反応を起こします。その反応の1つに肋間神経痛のような症状を引き起こします

4、外傷(けが)

打撲や圧迫骨折が原因で肋間神経が刺激されることで発症します。

5、慢性疾患

糖尿病や骨粗鬆症なども肋間神経痛を誘発することがあります

6、ホルモンバランスの乱れ

更年期の女性にはエストロゲンの減少が見られ、自律神経のバランスが崩れ、手足を中心とした神経への影響があるとの説があります

肋間神経痛の症状

肋間神経痛の症状|たな骨グループ

基本は、肋間神経が走っている部分で発症します。なので、背中、脇腹、胸の前面に痛みが現れることが多いです。

痛みの感じ方としては、ズキズキとした持続した痛みや、ビリビリと電気が走るような痛みとして感じられることが多い。

咳やくしゃみ、深呼吸などで負荷がかかる動作を行うと、痛みが現れることもあります

痛みは持続的に生じ、左右どちらか一方に電気が走るような感覚を伴います

生活への影響

肋間神経痛による生活への影響|たな骨グループ

肋間神経痛を伴うことで次のような影響を日常で伴います

動作障害

1つ目は動作障害です。くしゃみや咳、深呼吸などの痛みが伴ったり、不意に動いた時に電気が走るような痛みを伴うため、動くのに億劫になってしまいます

睡眠障害

2つ目は睡眠障害です。夜間に痛みが強まることがあり、寝返りを打つたびに目が覚めることがあり、睡眠障害を引き起こす可能性があります

ストレス増加

3つ目は精神的なストレスの増加です。痛みが続くことで冷静さを失い、ストレスが蓄積し、精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。

また、ストレスは痛みを悪化させる悪循環を生むことがあります

肋間神経痛の効果的な治療法

肋間神経痛の治療法|たな骨グループ

肋間神経痛に対する治療は、痛みの緩和と再発防止が主な目的となります。以下の方法が効果的です。

薬物療法

お医者さんから鎮痛剤(NSAIDs)や筋弛緩剤が一般的に処方されます。これにより、痛みと炎症を抑えることができます。場合によっては、神経の過敏を抑える抗てんかん薬や抗うつ薬が使われることもあります。

神経ブロック療法

激しい痛みが続く場合、神経ブロック注射が有効です。局所麻酔薬やステロイドを使用して、神経への痛みの信号を遮断します。


リハビリテーション

物理療法やリハビリも重要です。専門家によるマッサージやストレッチ、さらには姿勢矯正トレーニングが、痛みの原因を根本から取り除く助けとなります

はり・お灸

最後は、はり(鍼)・お灸です。これはしびれに関係するツボに鍼やお灸をすえることで血行改善を行い、痛みを和らげていくようにします

脇腹に痺れを感じる日が3日以上続いたり、痛み止めを飲んでも変わらない場合、まずはお医者さんに相談をしましょう。そして、レベルに合わせて施術プランを考えていきましょう

肋間神経痛を予防するための生活習慣

肋間神経痛の原因は、姿勢・ストレス・ホルモンバランスなどの影響がありました。なのでこれらを未然に防ぐためには、日常生活での習慣が大きな役割を果たします。

姿勢を整える

デスクワークやスマホの長時間使用による猫背や肩こりを避けるため、定期的に姿勢をチェックし、適切な姿勢を保つことが重要です。

対策としては

  1. 30分や60分に1回のペースで同じ姿勢を解除する習慣をつける
  2. 背中が丸くならないような机や椅子に変更する

などがあります

1の場合は、ポムドーロタイマー、2の場合は、タオルやエクササイズボールを使ったり、立ち机などが代表的です。各々でできることからやっていきましょう

適度な運動を取り入れる

筋力と柔軟性を高める運動を習慣化しましょう。特に、体幹を強化するエクササイズやヨガ、ストレッチは、神経への負担を軽減します。

睡眠環境の改善

良質な睡眠を得るために、硬さが適度なマットレスや枕を使用し、体が無理な姿勢にならないようにしましょう。特に、横向きで寝る際には、背骨が自然な形でサポートされるよう心掛けることが大切です。

ストレス発散出来る方法を用意しておく

最後は、ストレス発散方法を用意しておくことです。ストレスを受ける環境は人それぞれです。そして、ストレス発散の方法も人それぞれです。

  • 思いっきり体を動かす
  • 好きな映画や動画を見る
  • ゲームをする
  • 誰かと食事する

など、自分のイライラすることを解消できる方法をしっかりと用意しておきましょう

今回あった質問

温めた方がいいですか?それとも冷やした方がいいですか?

一般的には血液循環を良くする目的で、温めた方がよいとされます。ただし、お風呂やサウナに入った時に痛みがどんどんます場合は、炎症を起こしている可能性がありますので、その時は冷やすようにしてください

まとめると、まずは、温める。温めて痛くなるなら冷やす。このように対応してください

ストレッチは具体的にどんなものをすればいいですか?

基本は痛みが出る部分を中心にストレッチをするので大丈夫だと思いますが、ストレッチで解消する肋間神経痛の多くは姿勢からくる筋肉の異常から発症していると考えられます。なので、体幹を伸ばす、ひねるといったものを中心としたストレッチをすることをお勧めします

痺れ(しびれ)が取れたら治療をやめていいものでしょうか?

基本はお医者さんに相談してください。お医者さんがOKなら治療を終了することが出来ます

セルフケアで症状が解消した場合は、一気に止めるのではなく習慣化にしましょう

痺れが取れたからストレッチを止めるのではなく、日々続ける
痺れが取れたからストレスチェックを止めるのではなく、日々ストレスチェックをする
痺れが取れたから整骨院や鍼灸院に通うのを止めるのではなく、定期的には体調チェックを行う

などをやっていくことをお伝えしていきましょう

病院は何科にいけばいいの?

一般的には整形外科にお願いしましょう。ただし、胸の骨近くがピリピリと痛む場合は、内科的な疾患が関係しているかもしれませんので、その場合は内科に行ってみましょう

お灸は自分でやってもいいの?

市販のお灸を使うのは大丈夫です。「肋骨の痛み お灸」などで調べると、どこに据えたらいいかの返事が出てくるでしょう

最後に、、、、、

今回は下記の企業様ホームページの記事を中心にまとめさせていただきました

  • 浅草橋西口クリニックMO 様
  • からだ接骨院 様
  • かわしも治療院 様
  • Cure Care 様
  • doctors File 様
  • ユビー 病気のQ&A 様
  • honegori 様
  • 社会福祉法人 済生会 様
  • myメディカルクリニック 様

各企業様の有益な情報に、この場を借りて感謝をいたします。

たな骨グループでも肋間神経痛でお悩みの方の対応はしております。

大阪府堺市・富田林市で体のことでお困りなら、たな骨グループにどうぞご相談くださいね

では、本日は以上です

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