皆さんは何もしていないのに急に腰が痛くなることがありませんか?
実はその原因は座り方に大きな影響があるかもしれません。
座っている時間が長かったり、腰に悪い座り方をしていることが大半だということを知っていただきたいと思いこの記事を書かせていただきました。
座る姿勢にかかる腰への負担は
座ると姿勢は立っている姿勢より1.4倍も腰への負荷がかかっています。
正しく座れていて1.4倍なので、足を組んだり、腰を曲げて座るなどの姿勢は何倍、何十倍も腰へ負担をかけています。
そこで、長時間座らないといけない人や1日を通して座ることが長い人に
腰の負担が少ない座り方をお伝えしていきたいとおもいます。
【床に座る場合】
床に座る場合は、正座が一番です。
痛みがない範囲で背筋を伸ばして正座をすると、腰への負担がほぼかかりません。
正座で足がしびれて辛いという方は、無理をせず椅子に座るようにしましょう。
【椅子に座る場合】
椅子に座るときは、
軽く上を向きながら椅子に座りましょう。
これにより背筋が伸びて腰への負担が少なくなります。
背もたれに向かって深く腰をかけて、痛みがない範囲で背筋を伸ばして座ります。
背筋を伸ばすと、背骨が上半身の体重を支えてくれるので、腰への負荷を分散してくれます。
背骨が曲がっている状態だと腰への負担が大きくなります。
背もたれがない椅子に座る場合は、
お尻の硬いところ骨盤の坐骨を立てるようにし、椅子に浅く座りましょう。
そうすことで、腰への負担が減ります。
坐骨を立てる意識を持つことが難しい人はお尻の下に三つ折りにしたタオルを敷き、骨盤を立てる意識を持てば坐骨を意識しやすいとおもいます。
終わりに
腰痛がキツい時は、座る姿勢を特に注意しないといけません。腰への負担を減らすため、普段の生活から背筋を伸ばしたり、骨盤を立てるような習慣をつけると腰痛軽減になります。
補足
腰の負担が少ない寝方も当院でよく聞かれるのでお伝えします。
横向きで寝ることが腰の負担が1番少ないです。
上向きで寝ると人間は頭とお尻が重いため、腰が浮き上がってくるので、勝手に腰が反るようになってしまい、腰痛の原因になります。腰痛が出やすい方は特に気をつけてください。
ぎっくり腰や急性の腰痛では
横向きになるとき、掴めるものがあれば掴まりながらゆっくりと横向きで寝てください。
掴めるものがないときは、腕で上半身の体重を支えるようにしながら、
腰に負担をかけないように、ゆっくり横向きになりましょう。
このとき、痛みを感じる方を上向きにすると患部が圧迫されず痛みを軽減できます。
膝を軽く曲げ、脚の間に座布団やクッションを挟むともっと腰が楽になります。