たな骨勉強会、今回は頭痛の1つ【後頭下神経痛】についてまとめました。頭が重いのでもなく、脈を打つような痛みでもない。ついビリっとなる痛みが特徴の後頭下神経痛。あなたの周りにもその痛みに苦しんでいる方もいるかも知れません。今回の話もどうぞ最後までよろしくお願いします。
後頭神経痛とは、、、、、
後頭部から首、頭の側面にかけて広がる神経
(後頭神経)が刺激されたり、炎症を起こしたりすることで生じる強い痛みのことです。これは、後頭部に突然の鋭い痛みや、刺すような痛みが特徴的で、第4の頭痛と言われることがあります。
後頭下神経痛を第4の頭痛を言うのであれば、第1から第3までの頭痛も存在するはずですよね?
だけど、実際のところ、第1から第3の頭痛には正式な病名は存在しません。
つまり、第1の頭痛=〇〇頭痛、第2の頭痛=××頭痛、、というものは存在しないということです。
ただし、筋緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛が代表的な3大頭痛といわれるので、この3つのあとに存在するという意味で「第4の頭痛」という名称がつけられたのかもしれませんね
後頭下神経痛の特徴
それでは、次に特徴を述べていきます
- 痛みを感じる場所は後頭部を始め、頭の側面、首、耳の後ろにも及ぶことがある
- 常に痛いというわけではなく、ビリビリとした電気が走るような感覚が特徴である
- 痛みは数秒から数分間持続する
- 特定の動きで痛みが伴うものではないが、不意な動きをしたときにビリビリとした痛みを伴う
- 冷たい風がさらされたときにも痛みを伴うこともある
- 髪をとかしたり頭皮に触れたりするだけで痛みを感じることもある
後頭下神経痛の原因
後頭下神経痛の原因は1:神経の圧迫、2:神経の炎症、3:他の病気などがあります
ではこれらが起こる生活環境としてはどのようなものがあるのでしょうか?
神経の圧迫や炎症をきたすと考えられるものは以下のとおりです
姿勢
1つ目は姿勢です。最近ではパソコンやスマホによる下や前を向いての作業が続くことにより、首や肩の筋肉が緊張し、神経が圧迫されることがあります
同様に、ストレートネックや猫背が進行し、後頭部に悪影響を及ぼしやすいです
天候
2つめは天候です。特に雨の日の前日は気圧の変化が体に影響を及ぼし、痛みを誘発することがあります。
古傷や怪我
3つ目は古傷や怪我です。ラクビーなどの衝突が激しい競技により首を痛めた経験がある方や交通事故でむち打ち症になった方も、神経にストレスを受けやすい状況になっている可能性があります。
加齢
最後は加齢です。加齢に伴い頚椎の変形や退行性変化が進行し、神経が圧迫されることがあります。中高年層では後頭下神経痛の発症が増加する傾向があります
後頭下神経痛の治療法
一般的に後頭下神経痛は鎮痛剤+安静である程度のものは解決されます。
しかし、生活環境を変えることができない人は慢性化して常に後頭下神経痛の痛みと向き合わないといけません。
そんな方にどのような治療があるかを説明します。ポイントは薬、注射、手術、リハビリです。
1、薬物療法:
鎮痛薬、抗てんかん薬、あるいは筋弛緩薬が処方されることがあります。
2、理学療法:
筋肉の緊張を緩和し、神経の圧迫を軽減するための運動療法やマッサージが行われることがあります。
3、神経ブロック:
局所麻酔薬を用いて後頭神経を一時的にブロックし、痛みを軽減する方法もあります。
4、外科的治療:
重度の場合には、神経圧迫を解消するための手術が検討されることもあります。
後頭下神経痛のセルフケア
セルフケアは一言で「体をリラックスさせる習慣を身につけること」です
日頃から首や肩に力が入る習慣が多い方は、目を休ませて気分転換に体を動かしたり、温泉に使ったりして日頃の疲れを癒やす習慣を月に1回とか、週に1回などいれて休ませてあげてください。くれぐれも休みだからひたすらスマホを見るという行動だけはしないようにしてください
また、睡眠時間が短い方はこの機会に睡眠時間の獲得を優先に日々のスケジュールを見直してみましょう
同時に、体を動かしすこともおすすめです。これは外で運動することだけを示すものではありません。ゲームで遊んだり、ライブを見に行くのも体を動かす行為に入ります。
あなたは今、何かを我慢しているのではないでしょうか?もしそれが時間ができたら実行することが可能なものであれば、まず先にそれを行うようにやってみましょう。それが一番のリラックス効果かもしれません
今回あった質問
- 後頭下神経痛に鍼治療は効果はありますか?
-
はい、鍼治療で凝り固まった首や肩の筋肉の緊張を緩和することを中心に、自律神経を整えるようなツボを使うことで、結果的に後頭下神経痛の症状が改善されたケースはたくさんあります。
おすすめします
- 後頭下神経痛は何かの病気の前触れにはならないですか?
-
特に後頭下神経痛をほっておくことで大きな病気になる恐れは少ないと考えますが、後頭下神経痛が起こる原因を振り返ると、姿勢の悪さやストレスが大きく影響するとお伝えしました。
なので、姿勢の悪さやストレスから他の病気を伴うことは考えられます。
話をまとめると、後頭下神経痛から悪くなることよりも、環境の悪さから大きな病気の前触れになる可能性はあるとおぼえておいてください
- 温めるのと冷やすのはどちらがいいですか?
-
結論だけ言うと、その人によって異なると言わせてください。一般的には冷やしましょうというものがありますが、患者さんの声を拾い上げると、実は以外にお風呂で首を温めていたら、後頭下神経痛が取れたという声を上がりますし、これを書いている私も銭湯の寝湯をしたあとから症状が改善されたことがあります。
なので、まずは首を冷やしてみましょう。2,3日やって症状が改善されなかったら、今度はシャワーやお風呂で2,3日多めに首周りを温めてください。どちらいいかは実際にやってみてもらうことを私はおすすめします
- インターネットを見るとマッサージはやらないほうがいいと書いてありますが、、、
-
これは、専門の人にまかせましょうという意味で捉えてください。一般の人は、ピリッと痛みが出たら、その痛みが出た場所を中心にマッサージをしてしまいがちです。これは逆効果です。
解剖学の知識をもった鍼灸師や柔道整復師、理学療法士などの資格を持った方にマッサージやストレッチをしてもらいましょう
最後に、、、
2020年のコロナ以降、テレワークが増えてからこの後頭神経痛が増えてきていると言われています。
私の経験上、下向いた姿勢から顔を上げただけで後頭部にビリッとくるような症状で苦しみました
体の不調があると、仕事の生産性も落ち、メンタル面でもやられてしまいがちです。我慢せずに早期発見からの早期の手当を行うようにやって行きましょう
その他、気になることがありましたら、私たち、たな骨グループまでご相談ください
たなか鍼灸整骨院 本院
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(サンプラザ三国ヶ丘店の敷地内にあります)
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以上になります。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました
また他の記事でおあいしましょう